『地域活性』を自分のキャリアの軸にしたい君へ

前エントリで、全力で地域活性を目指す学生諸君に注意喚起をしましたが、

じゃぁ、本気で地域活性をしていくにはどういったキャリアを積んでいったらいいのか?

について、大吉が本気だして考えます。

題して

地域活性』を自分のキャリアの軸にしたい君へ

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まず、全段階として、

『君』が、

・『地域活性』ってなんか他人のためになってかっこいいよね~。

とか

・『地域創生』っていう最近のはやりに乗ってる自分『いけてる~』

とかとか、のイタイ勘違いをしていないという前提で話を進めます。

※勘違いをしている君はここではつける薬がないのでまわれ右すべし!

 

いやいいや、大吉ィ~、オレはとにかく限界集落な地元を何とかしたいんだよ!

 

ハイ、合格です。

 

そういう、本気で、地域活性に取り組みたいキミに勧めるキャリアは、

1、営業職

それも半端ないくらいの営業がいいと思います。不動産とか証券とか、生命保険とか最高ですよね。ゾクゾクします。違法でなければ布団の訪問販売とかもイイですよ。まじで。

なぜなら、地域活性とは結局一人ではできないんですね。いろんな利害関係者がいて(役所や、地元企業や、そもそも地元民だったり)、その中で新しいことを提案して、巻き込んで、一緒にやってはじめて『地域活性』が動き始めるわけです。そして、そこには当然、好意的だったり、協力的な人ばかりではない。むしろ真逆な人だっているわけです。そういった人たちも巻き込んでいかないと成り立たないのが『地域活性』です。

ということは『人見知りではじめての人とは・・・』とか『人前で話すの苦手です』とかマジ帰れ!レベルです。しかも、前回言ったように「仕事を作る」とは、つまるところ何かを売ることにつながります。

それは自分自身を地域、ということかもしれないし、新しい地元名産品を小売店や一般顧客にかもしれません。特に後者の場合それを担うのはあなたな可能性大です。なぜなら、あなたの周りの人に都市部でモノを売る能力はないから。逆に言うと都市部で売る能力を持っている人は困っていないし、あなたに助けを求める必要がない

地域活性を謳い!言いだしっぺなあなたは営業をしなければならない可能性大ですから。

そんなことで、営業職を経験することはおススメです。営業の基本は業界問わず同じですからね。

※大吉の場合は、たまたま前職が営業だったことに多々救われたことがあります。

 

2、IT系

ここは広くIT系にまとめておきました。都市部では常識のITスキルも、いまだに地方部ではドラえもOの道具と同じレベルです。ブロードバンドと聞くと『ゴムの名前かね?』と応えられるかもしれないし、ネットというと漁網が出てくるかもしれません。

そんな環境なので、ITを扱えるアナタは人の接し方さえ間違えなければ神の扱いを受けるかもしれません!!

ですので、アプリを作れるのはもちろん。HPを作れたり、SEO対策ができたり、なんだったらTwitterFBで1000人にフォローされてるだけでもいいかもしれません。

月間100万人近い閲覧を誇るイケダハヤトさんなんか最強系の一つですよね。

そして、そのITは結局営業と同じく『仕事』として実践するのが早いですから。

そういう意味で、IT系もお勧めです。

※そんなことで、大吉はただ今ブログ勉強中です。

 

3、農林漁業

はい、地味かもしれませんが、結構有益と考えます。

っていうかね、地方の基幹産業ってやっぱり最後は1次産業なわけですよ。

そういう意味では地域活性と1次産業とは切っても切れない関係にあるのだから、中途半端に地方に行くのではなくて、

『農家として独立できます!』くらいの力をつけてもいいと思う。あなたが、よそから農家として地域に入るだけで間違いなく『活性化』ですから。

しかも、たぶん都市部で生まれ育ったあなたには新鮮すぎることがたくさんあるでしょう。

あなたにとって驚きだったことは多分同じ都市部で生まれ育っている消費者にも驚きをもって受け入れられ、それはほかの商品との差別化につながります。

しかし、何が驚きのネタになるかを集めるのは実際にやるのが早い。

 

また、こういった1次産業はビジネスモデルが驚くほど古いままですので、そこに新しい風を起こすだけで新しい付加価値を生むことが可能です。もちろん、実際に現場に入らなくてもいいのですが、何事も現場主義な大吉としては、現場に入り、経験と知識を蓄えることをおススメします。

つまるところ、地域活性の要諦を大吉としては1次産業の振興にあると考えているのです。だって、いまさら高度経済成長時みたいに工場をバンバン地方に持って来るわけにもいかないし、かといって全国各地でニューヨークや香港みたいに金融都市化するわけにはいかないですからね。

 

じゃぁ、1次産業をどう成長戦略に乗せるか!?

それが都市部で多くの情報と刺激に触れ柔軟で鋭敏な感覚を持っている『若い』あなたの仕事になります。

ほら聞いたことあるでしょう?

地方を変えるのはヨソモノ、ワカモノ、バカモノって

 

何回も言いますが、結局、地方には1次産業しかないんですね。種子島みたいに『宇宙産業でなんちゃら~』みたいなの例外ですから!

しかし、それを『しかない』ととらえるのか『ある』ととらえるかで、発想の在り方として変わってくると思います。そして、その変化、新しい可能性を見出すには多くの経験がものを言います。

※そういう意味では大吉もマダマダ勉強中です。

地方の基幹産業である1次産業が活性化すれば、必ず人が集まります。人が集まるところにお金は集まります。そうすると、最終的にその地域は『地方活性』を果たします。

 

話は戻りますが、ぜひ、『地域活性』を自分のキャリアの軸にしたいという方は、

先(2年だけ)に地方に入った先輩として大吉の意見を参考にもう一度考え直してくれたらと思います。

 

全ては『地域活性』のために

 

P.s

番外編キャリアとして、これから1次産業と並行して観光はもう一つの軸になる観光業や、物品の物流を学ぶという意味で物流や商社もありだと思います。

あとは・・・四国の高知に行ってイケダハヤトさんに弟子入りするかですね。

 

それ以外は・・・です。