『事実』と『価値判断』のはなし。
こんばんわ。
これからしばらくは、研修ネタでも書いていこうと思っている
加藤大吉です。
『事実』と『価値判断』のはなし。
『価値判断』と聞いて『お!大吉は法学部出身やな!?』と気づいた人・・・はいないでしょうが、もともとは法学の言葉としての『価値判断』から引っ張ってます。
今日の内容は、ほとんどのビジネスマンの、ありとあらゆるお悩み解決の、糸口となるのでよく覚えておいてください。(笑)
というのも、多くの人は『事実』と『価値判断』を明確に分けずにいるため、必要のない人間関係のトラブルや、自己成長の妨げを受けているんですね。今日はそれがきれいに解決されます。
というのも、みなさんは『事実』と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?『価値判断』とは何でしょうか?
大吉はよく、『事実』=『客観』、『価値判断』=『主観』とも言い変えを行っております。
実はこれで、もう話は半分終わりました。
というのも、『事実』とは『イイ』とか『ワルイ』といったことを含まない!あるがままのことを言います。
逆に『価値判断』とは『イイ』とか『ワルイ』といったことを含みます。人の感情はここに含まれます。
まだ、何を言っているかわからないですよね?
たとえば、『結婚している』ということは事実です。しかし、結婚していることがいいか悪いかということはまた別の問題ですよね?結婚していても、結婚をしていも家事もろくにせず昼ドラばっかり見ている嫁をぶくぶく太らせるための夜遅くまで働いている・・・まるで、タガメに行き血を吸われているカエルのような生活をしている男性にとって、結婚とは『ワルイ』ものですし。
同じように、毎日のように夫からDVを受けているお嫁さんにとっても結婚とは『ワルイ』ものでしょう。
逆に、毎晩奥さんが美味しいご飯を作ってくれたり、仕事で疲れた体をマッサージしてくれて、、、っていう男性にとってはけっこんとは『イイ』ものでしょうし、上記のタガメのような生活をしている奥さんにとって、結婚とは『イイ』ものでしょう。
つまり、『ある物事』が『イイ』か『ワルイ』かは絶対的なものではなく、相対的なもので、あいまいであやふやだということです。
突然ですが・・・
五〇〇円玉を思い浮かべてみてください。
どんな形をしていますか?
思い浮かばない人は財布から取り出しましょう♪
思い浮かべましたか?
では、どんな形をしていますか?と聞かれたらなんと答えますか?
・・・『丸(マルor〇)』ですよね?
でも本当ですか?
違いますよね?
本当に、五〇〇円玉が丸いとしたら、自動販売機のコインとしては使えないんですよ!
『五〇〇円玉は長方形である』が答えになるんですね。
信用できせんか?・・・ぜひ、近くの自動販売機まで確認しに行ってください。
コイン投入口は『長方形』をしているはずです。
・・・もし、投入口が丸いものがあれば、是非写真付きでご連絡ください(笑)
500円玉を思い浮かべる・・・あなたのイメージした五〇〇円玉、これは『事実』なんです。
どんな形をしていましたか?・・・『丸い』とか『長方形』とか、これは『価値判断』なんです。
つまり、ここで大吉がお話をしている『事実』とは誰が見ても同じだってことです。あなたのイメージされた五〇〇玉と大吉がイメージした五〇〇円玉は同じです。旧貨や、記念硬貨をアナタイメージしない限り。
その形を問われた時の答えが『価値判断』です。そして、その答えは人によって、または見る立場によって異なってきます。
たとえば!
『ほんまに〇〇ってくそだよな~。仕事遅いし、クレームおおいし、ほんとダメ人間だよ』
っていう会話。どこに問題があるかわかりますか?
『彼は、一流大出身だから、有能に違いない』
まさか今時こんな思考をしている人がいるとは思いませんが、わかりますよね?
このような『事実』と『価値判断』を混同して、余計なストレスを抱えている人が多いんじゃないでしょうか。
有名な『コップの水理論』・・・。
「水が半分『も』入っている」と捉えるか、「水が半分『しか』入っていない」と捉えるかという価値判断に悩む前に、
『水が半分、入っている』
という事実をいま一度認識しましょう。
目の前が『イイ』人なのか、『ワルイ』人なのかに悩まされる前に、そういった人という『事実』を受け入れられた瞬間に、あなたの抱える人間関係のストレスは限りなく減っていくことだと大吉は思いますよ。