全農ってなに?農協と違うの?

こんばんわ大吉です。

 

久しぶりの投稿ですね。更新のない間にも読まれている記事なんかがあったりして、去年の年末のくそ忙しい時に書いてて良かったなとか思ってます。

いつも読んでくれてありがとうございます。

 

いま大吉が何をしているかはおいおいアップするとして、

ちょっと気になったこちらの記事から

www.nikkansports.com

 

血祭りになっているいるのはJA全農の偉い人が言ったこちらのセリフ

手数料は、職員や家族を養う財源。簡単に切ることは賛成できない

 

大吉はコレを見た瞬間、『うわぁ~!言っちゃったなコノ人。炎上するだろうな』と思いました。

んで、実際、各地で血祭りにされているのですが、的外れな批判が多い気がするんで、自分の知識を整理を兼ねて記事を書こうと思いました。

ということで、しばらく農業シリーズです。

 

さて、くだんの発言者ですが、JA全農って皆さん何しているところか知っていますか?

・・・聞いたことすらない人もいるかもしれません。

 

ということで、今日はJA=農協の簡単な組織を解説しましょう♪

農協にもいろんな組織や役割が多種多様にわたり複雑なところもあるので、今回は『農業』に焦点を当てて簡略化してみます。

 

 

さて、皆さんの周りに(?)いる『農家さん』。

この『農家さん』ですが、農協的には『組合員さん』と呼びます。

農協は正しくは『農業協同組合』といいますから、農協は組合員さんの出資金で成り立っているわけです。

株式会社にたとえると『会社』=『農協』『株主』=『組合員』となります。

~わかりやすいですね~♪

 

そして、ここでいう農協を一般的には『単協』と呼びます。つまり『単位農協』の略です。

なぜ、「単位」かと言うと直接に農家さんに接し、具体的な経済活動(肥料を売ったり、作られた野菜を集荷する)をし、一番農家さんに「近い」距離にいるし全ての農協組織の『』になるからです。

この『単協』、昔は何千とありましたが、今は1000前後?詳しくは知りませんが。そうです。昔も今も市町村をもとに構成されることが多いです。いや、若干市町村の数よりも少ないかもしれません。ごく稀に県下統一で県内に一つの単協しかないところもあります。たとえば、奈良県とか、香川県とか・・・

 

さて、この単協ですが、やはり、一つ一つの単協は小さく弱いですから、近くにいる者同士で結託し始めます。そうです!都道府県ごとにまとまりを作るわけですね。

コレが(都道府県)中央会(=(都道府県)農業協同組合中央会)、とか(都道府県)経済連(=(都道府県)経済農業協同組合連合会)と言います。

ちなみに両方とも一応別組織です。名前も立ち位置も似てますけどね(笑)

役割としては、中央会⇒単協の先生役、経済連⇒単協の都道府県バージョン

 

一般的によく言われる『農協の給料は安い!』というのはこういう中央会や経済連ではなく単協のものと思われます。単協の職員の仕事には『ガソリンスタンドの兄ちゃん』とかもいますから。まぁ、当然ですね。

 

そして、「都道府県でまとまったなら、全国でもまとまろうぜぃ!」ってまとまったのが

『全国・・・中央会(JA全中)』と、『全国・・・連合会(JA全農)』というわけです。

 

これでようやく、先ほどの記事で炎上しちゃった誰かさんこと神出元一代表理事専務はこの単協の先生役の中央会の先生役のJA全中の代表理事ですから、学校の先生でたとえると文部科学大臣くらいに偉い人ってことがわかるわけです。

 

だから、今回の記事に腹が立ったからと言ってお近くのJA窓口に行って『おい!お宅のバカ(神出さん)をだせ!文句言ってやる』ってクレーム付けたりしないでくださいね♪

それこそ、公立小学校の先生に文部科学大臣のクレームをつけるようなものですから(笑)