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なぜ、農業に組合が必要になったか?

こんばんわ大吉です。

 

さて、今日は予告通りです。

なぜ、農業に組合が必要になったか?

 

を解いていこうと思います。

 

もちろん!

「なんチャラという法律があって~」

「現在の農協は、こういう歴史的背景が~」

とかとかありますが・・・

 

そんなことは全部取っ払って、シンプルにお話ししようと思います。

 

それは、できた農作物を高く販売するため!

なのです。

 

もちろん。産業構造的にというか、農村文化的に、農業は『個』ではなく『集』で行わなければならないことが多いです。

たとえば、田んぼの管理は『所有者(個)』の責任ですが、そこまでに水を運ぶ水路や、貯水池は『みんな』のもの。みんなのものの管理は、みんなでしましょう♪っていうのもあるのですが、、、

今日は↑の通り、経済的な面から話をしていきます。

 

さて、農家さんで作られた農作物(仮に野菜にしましょう)が、どのように皆さんのもとに届けられるかというと下記の通りになります。

 

生産者⇒集荷業者(JA等)⇒(市場のセリ⇒)仲卸⇒小売店⇒消費者

 

よく、社会の教科書とかに出てくる図ですね。

それでは、JA(集荷業者)が居なかったらどうなるか?

 

生産者⇒仲卸⇒小売店⇒消費者

 

シンプルですね!中間マージンが省略されて生産者の所得は増えて、消費者は安くモノを買えそうです。。。これが、今、いろんな(現場を知らない)人たちが叫ぶ『直売ルート』ってものに近いです。

まっ、本来は仲卸やもっと言うと小売店も挟まないやり方が主流ですが、それはまた今度。

 

本当でしょうか?

 

確かに中間関係者が減る分だけ、産者の所得は増えて、消費者は安くモノを買えそうってことはあるかもしれませんが、重大な問題が見落とされてます。それは、、、

 

『品質の担保』

です。

 

実は、JAというのは、単に商品を集めるだけではなくて、規格というものを設定して市場に販売しています。よく、八百屋さんの隅に捨てられている段ボールに押してある『優』とか『秀』とかってやつです。

 

そこで、みなさんに考えてほしいのですが、もし、皆さんがスーパーの仕入れ担当で、あるいは仲卸の仕入れ担当で、『きゅうり1000本が必要だ!』ってなったときに、どっちが楽でしょうか?

 

A・・・100本ずつ品質がバラバラな10人の生産者さんから仕入れる

B・・・1000本、規格がそろった一件の業者さんから仕入れる

 

たぶん、Bですよね?

もし、Aであれば、10の生産者さんのものをそれぞれ検品しなければなりません。検品の回数10回です。でも、Bであれば、検品の回数は1回で済みます。

そうすると、きゅうりが必要なのは、あなただけではなくて他のスーパーも必要ですから、みんな規格がそろって、量も多いBのきゅうりばかりを買うことになります。

最終的に需要と供給のバランスによって、規格をそろえ、量も集めているBのきゅうりは高く売れ、Aのきゅうりは安く買いたたかれる。

そして、高く売れたBのきゅうりを作った生産者さんも自分の売り上げが上がる。

 

ということになるわけです。

だから、生産者としては自分一人の名前で売るよりも、みんなで量を集めて売ったほうがよいとなって、その組織として『組合』というものを作ったのでした。

 

もちろん、メリットはそれだけではなくて、何事も一人で少量買うよりも、皆で集まって大量購入したほうが安くなりますよね?

生産者さんが使う『肥料』『資材』『燃料』の購入。こういったもののためにも組合は必要だったのです。

 

では、なぜ、組合(農協)を抜ける人が出てきたのでしょうか?

to be continued !