学生向けに地域活性について本気だして考えてみた

5作目は、ちょっと真面目をだして、

地域活性について考えてみました。

 

まだまだ、考えが固まらない中で、

一つの自分なりの答えを出してみようと思います。

 

まず、1年半前に地域活性の現場に入ってみて感じたのは

・・・

 

『サラリーマンで地域活性ができると思ったら勘違い甚だしいぜ!べいべ♪』

 

いや、今の現場を別にディスっているわけではないですよ。

マジで。

ホンマに今の職場には感謝しかないです。残りの期間もしっかり勤めあげたいと思ってますしね。

 

ただ、今大学4年生とかで

『将来何をしたいの?』

『地域活性に関係した○○を!』

『どこに就職するの?』

『(地域活性をお題目に掲げる事業の)△△です。』

 

よくあるパターンです。

コレ絶対やめたほうがいい!!

学生時代に何をしてきて、どう思っているか知らんけど、

人生で最も貴重な『新卒カード』と、どんなブラックにも耐える『若さと体力』を

失うことになります。

 

なぜか?

以下、真面目に論考してみたいと思います。

 

1、地域活性がテーマとはいえ、サラリーマンである。

サラリーマンである以上は、自分のしたいこととやれる範囲にギャップが生まれることは当然である。にもかかわらず、中途でもない新卒の君の希望はまず通らない。なぜなら君は新卒だから。会社員生活において、新卒とは上司からみて『指導するべきもの』だからだ。新卒で、君の意見が通る会社は稀だと思っておいたほうがいい。

むしろ、この変化の速いご時世、しっかりとアンテナを立てて情報収集をしていれば、そん所そこらの人より、新卒のほうが柔軟でよっぽどその目的に合致した答えを出す確率は高いにもかかわらず、新卒というどうしようもない要因が原因で自分の主張は通らない。(社内だけでなく、社外の人においてもそういうことは往々にある。)

2、地域活性とは、極論仕事を作ることである。

これがもう、全てといってよい。

学生がよくドヤ顔で言う『商店街に人を集める』とか、『地方の人と都市部の大学生をつなげる』とか意味なしである。ビジネスとは良くも悪くもお金である。イベント自体は悪くないがそこからのマネタイズを図らなければならない。

学生である皆さんは無尽蔵に出てくる(と勘違いしている)親のお金で動いているが、相手の社会人は『今日』『君』と会うための『お金』をどこかで稼いでくれているのだ。これは君が学生で『子ども』だから、先方が親ごころで接してくれている。しかし、社会人となればそうはいかない。君と会う時間が、今すぐとは言わないでも、最終的にお金を生むことを期待するし、そうするようにしていくのがマナーだ。目に前の人は学友ではなくビジネスパートナーである。

にもかかわらず、大学を辞めて就職するような『君』に仕事を作る能力は基本、、、ない、、、。し、そのことに『君』も気が付いているはずだ。仕事を作る能力のある例外連中はもう在学中に会社を作って、そのまま経営を続けるか、または違った目的から就職を選んでいる。(地域活性ではなく『大手の組織運営を生で学びたい』とか、『大手でないとできないビッグプロジェクトにかかわりたい』など)

3、地方から人がいなくなるのは魅力がないからじゃない!

これも2と関係しているが、よくある勘違いとして、都市部で生まれ育った人に多い勘違いなんですが、別に若者が大都市に流れるのは、地元に戻らないのは魅力がないからじゃないんですよね。だから、たまに新聞とかで読む『地元の魅力再発見特集』的なやつ、アレ、情報発信としてはいいですが、若者流出対策としては意味なし。

地元に人が残らないのは仕事がないからである。もっというと、稼げる仕事がないからである。大卒初任給20万円・・・大都市では『普通』もしくは『少ない』といわれるこの金額、地方で稼ぐには二つしかない。それは公務員銀行(JA含む)!

都市部の大学に進学した学生の数を受け入れるパイが圧倒的に足りない。

農業が汚い?林業がきつい?漁業が臭い?

そんなのいいわけです。親父が農業で3000万くらい稼いでいたら、黙ってても子どもは後継ぎますよ。少なくとも何人か子供作れば、だれかは。300万も稼げないから後を継がないんです。結果・・・地方には『仕事』がない。

 

 

以上、現時点での大吉なりに

地域活性について本気だして考えてみましたが、

『じゃぁ、どうしたらいいの?』という学生のために処方箋を考えてみるのはまた次回!

がんばって連投しますが(笑)