新農業人フェアVer2

ども、大吉です。

 

先日、新農業人フェアに言ってきた話をしましたが、

実際、どんな形の就農がいいのか?語ってみましょう。

 

新農業人フェアVer2

 

まず、「農業」をするとは、「新会社」を立ち上げることと同意であることを確認しましょう。

 

つまり、「儲かるもの」を作るということが前提になります。そして、この『儲かるもの』というのはプレーヤー(貴方)、環境(就農地)、マーケット(品目、市場)の状況次第で変わります。

 

よくある『農薬が危険だから、有機無農薬で!』とか『トマトがもうかるからトマトで!』とかとか、『(さしたる産地でもないのに)地元の○○で△△で』とかとか。

まず、貧乏暇なし、余裕なし、人生失敗のもとになるので考え直しましょう。

 

 

新規事業を作る上で、鉄則なのは『初期投資が低いこと』ですよね?

そもそも、農業なんて、トラクターが安くても200万円以上するし、軽トラだって100万近くするし、農機具倉庫や、専門機材なんていっぱいあります。

一般に『最低でも持参金500万円は積んでこい』といつの時代の嫁入りか知りませんが、こんだけ初期費用を積んで失敗とかまじ無理ですよね?

 

じゃぁ、どうするか?

答えは・・・居抜きです。

よく飲食業に多い形態ですね。地主さんや現役農家さんに気に入られたら、

それこそ初期費用『¥0‐』とは言いませんが、かなり格安で入れることは事実です。

 

これで参入方法は決まりました。皆さん第3者承継という形での就農を目指しましょう。20代であれば、あるいは既婚であれば、それだけで地主さんのOKもらいやすくなりますよ♪

 

さて、次は何を作るかです。

最近になって農業を目指してる人は、こう思っている人が多いんじゃないでしょうか?

『日本の農業技術は高いし、日本食がブームだし、TPPがあるんだから野菜を作ろう!』的な人

・・・センスなさすぎです。

いまから、どんどん企業の農業参入が広がっていく中、個人で戦おうなんて、白鴎に素手でけんか挑むようなもんですね。いま、野菜でも受けられる人は、すでに個人で就農をしていてある程度の技術があり、規模拡大の前準備に入れている個人農家(農業生産法人含む)、または、大資本で一気にマーケットを攻められる大企業ですね。

 

そもそも、日本の野菜は海外に売れませんから。皆さん新聞信用したらだめですよ。

 

え?コメ?悶絶クラスです。

 

ん?肉牛?惜しいですね。

センスは多少ありそうですが、畜産は最低でも1億くらいの資本投下が必要ですし、これからどんどん飼料価格も上がるなか、新規で入るの難しいいと思います。

(※雇用就農ならいいかもです。)

 

 

じゃぁ、どうするか?

 

答えは『果樹』です。

 

実は、大吉は今後の日本の農業で一番可能性があるのは果樹だと思っています。

というのも、今後TPPが広がっていく中で、『農産物の輸出』というのはやはりはずせません。

しかし、ペルソナ思考をした時、輸出先の人がどんな輸入品を買うか?と言った時には、『安い日常品』か『高い嗜好品』しか売れません。

 

スマホをみていたらわかるでしょ?

先進国でも新興国でも売れるのは、高品質なドイツ車・日本車か安い中国車で、ケイータイはアイフォンか中国製かってことです。

 

 

基本的に日本の農産物は高いですから、高くても売れるものを作っていかなくてなりません。

とすると、高い嗜好品となると出てくるのが『果樹(フルーツ)』なんですね。

もちろん、流通上のコストが課題になっていますが、いま、新しい技術がどんどん出てきていて、今後流通コストと鮮度の両方を一気に解決するような技術がいっぱい出てきますから、皆さんが独立していく頃になるとたぶんそういった技術がすでに流通し始めています。

※一例ですが、テレビにも取り上げられた新しい冷凍技術の会社です。

テストレポート | 株式会社テクニカン

 

 ですので、まとめると、

1)第3者承継といった形で、果樹農家に入っていく。

2)技術を作り上げながら、近隣農家とグループを作る。

3)技術が完成したタイミングで、海外販路を開発・育成していく

 というステップがお勧めだと思いますね。これを長期スパンで見ていくと2030年ごろにはレクサスに乗っている姿も想像できるのではないかと、大吉は見ています。

 

ときに、野菜以上に儲からないといわれる果樹ですが、実はハイブランドフルーツを作っている農家さんってそんなに困ってないんですよね。

ほんと、ちゃんと儲かっている農家さんはちゃんと儲かっているんですよ。