『ソーシャルビジネス』に思う。。。
おはようございます。
今日は、最近流行りの『ソーシャルビジネス』について語ろうと思います。
というのも、大吉的にはこの言葉にすごく違和感を感じてるからです。
というのも、昨日の某TV番組もそうなんですが、
『社会の課題をビジネスとして解決していくことがかっこいいんだ!』
的な、切り口で語られることが多いですよね?
違和感を感じませんか?
コレ、大吉は2年前に研修業務についてからずっと言ってることなんですが、
アタリマエ!
のことですから。
ビジネスとして解決しなければ、どうやって解決するんでしょうか?
政治?
ボランティア?
まぁ、皆がみな、マザーテレサのように生涯を奉仕活動のために貢献できるわけではありませんから?ボランティアであれば称賛されることかもしれません。
ちなみに、件の番組で特集された内容を端的に言うと、
⇒とある東南アジアの貧しい集落に雇用を作りたい。
⇒ユニークなマーケットをターゲットにしたアパレル業で
⇒最初は、中国で生産するが
⇒2年たって、ようやく目的の国でトラブルを乗り越え工場が稼働開始しました!
メデタシ♪メデタシ♪
っていう内容。
コレ、普通に、一般企業がしていることじゃないっすか?
称賛されるべきは、その、東南アジアで雇用を作ったということではなくて
ユニークなマーケットを見出した点にあると思うのです。(このブランディングは優秀だったと思います。)
だって、中国で生産するより、その東南アジアの国で作るほうが圧倒的に人件費は安く収まるし、
いわば、ブランディング以外はやってることはユニク〇と一緒だし。ってことですね。
では、大吉はソーシャルビジネスについて何を思うのかというと、、、
『三方よしの商売』をするだけだと思います。
ビジネスとうたう以上は、買い手にとっていいアイデアやいい商品であることは必須です。
買ってもらえないですからね。
でも、ボランティアではないので、自分にとっても利益の上がる商品でなければなりませんし、
そもそも供給者(サプライヤー)にとっても、利益が出なければなりません。
ちなみに最近は、このサプライヤーに負担を押し付けている商品が多いように感じます。
だいたい、安さを売りにする商品というのはサプライヤーに負担が生じていますケド。
ちなみに、件のアパレルの例では中国の生産が失われています。
(国際規模の)『社会』にとっては差引ゼロになるので、全く社会の課題を解決していません。
いたって、普通のビジネスです。
何度も言いますが、ブランディング自体は盲点を突いた面白いものだと思います。
ということで、『売り手よし、買い手よし、世間よし』のビジネスをしていればそれが、社会の課題解決になるわけです。
たとえば、お隣さんが美味しい野菜を欲しがっているなら、自分がつくって売る。
商品のPOPを作るのが苦手な友人の代わりにデザインしてあげる。(もちろん有料で)
たったこれだけで、社会の課題を一つ解決しているわけです。
『東南アジアの貧困をなくしたい!』とか『地方の過疎問題を解決したい』とか
ありがちな視点にとらわれてしまったら、
流行に乗っかっただけの独りよがりな、いわゆる
『イタいビジネスプラン』
になってしまうので、お気を付けください。
ということで、ソーシャルビジネスを目指している若者よ!
エラそーにカッコつけたことを言わず、自身の関心の赴くところでビジネスしなさい。
フツーにビジネスするだけで、その分社会はよくなっていくのだから。